シン・ムジカ
ホーム


私へはげましの
お便り
CD感想記 コンサート感想記 ...
【管弦楽】
■シカゴ交響楽団
■新日本フィルハーモニー交響楽団
■ロシア・ナショナル・フィルハーモニー交響楽団
■ウィーン・フィルハーモニー ウィーク イン ジャパン 2009
   青少年のための公開リハーサル

■ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
■ヴッパータール交響楽団
■ウィーン・フィルハーモニー ウィーク イン ジャパン2010
   青少年のための公開リハーサル

【管弦楽-合唱つき】
■東京藝大バッハカンタータクラブ 2008年度定期演奏会
■都響スペシャル「第九」
■東京・春・音楽祭・東京のオペラの森2010-「カルミナ・ブラーナ」
【声楽】
■エディタ・グルヴェローヴァ(S) リサイタル
■ホセ・カレーラス(T) クリスマス・コンサート
■浦野智行(B)  ~ロシア民謡の夕べ~
【オペラ・オラトリオ】
■ヘンデル:オラトリオ《メサイア》(HWV 56)1741年初稿版全曲
■歌劇「アイーダ(全幕)」ミラノ・スカラ座日本公演
■第16回女声三部合唱によるメサイアコンサート
【古楽】
■東京芸術劇場パイプオルガンコンサートVol.14
■さようなら水曜コンサート
■グスタフ・レオンハルト チェンバロリサイタル
【ピアノ】
■川井敬子、日高美佐 ようこそ☆ピアノの国へ
【合唱】
■2008年全日本合唱コンクール全国大会
■林光・東混 八月のまつり30
■第76回合唱のつどい&第56回県民合唱祭(静岡)
■シカゴ交響楽団
    2009年2月4日(水)サントリーホール
 指揮:ベルナルト・ハイティンク

 モーツァルト:交響曲 第41番 ハ長調K.551「ジュピター」
 R.シュトラウス:交響詩「英雄の生涯」op.40

不景気のせいか、チケット代のせいか、空席が目立ちました。
弦セクションは音色の透明感、あたたかみが両立していて、きわめて音楽的で繊細、統一感があり、機能性も高いという印象です。大きくいうと、美しく知的でした。
管セクションは個性と迫力はすごいのですが、ミスもそれなりにありました。
全体的として、それぞれの楽器の音、輪郭が明確で、それぞれの音のラインがしっかりと聴こえてくる。明確な音が集まってひとつの音楽になるということを強く実感しました。
指揮は、個性を感じないところがすごい個性ですね。ひたすら音楽のみ・・・を感じました。


↑ページtopへ戻る
■新日本フィルハーモニー交響楽団
 ~フランス・ブリュッヘン・プロデュース HAYDN PROJECT
  “ロンドン・セット”全曲演奏会 第3回 ~
    2009年2月20日(金)すみだトリフォニーホール
 指揮:フランス・ブリュッヘン

 ハイドン:交響曲第99番変ホ長調Hob.I-99
 ハイドン:交響曲第100番ト長調「軍隊」Hob.I-100
 ハイドン:交響曲第101番ニ長調「時計」Hob.I-101

 【アンコール】
 ハイドン:「時計」~第2楽章

当日券で聴きました。その日に突然聴きたい!と思い。
こういう時って当たるのですよね。やはり大正解でした。
ハイドンの交響曲99番、100番共に好きになりました。
ブリュッヘンさんは、歩くのも精一杯な印象でした。
音楽は余計なものを排した純粋なもの。ノンヴィブラートで澄んだ音色。
シンプルでありながら楽しめる音楽。
自分の中の音楽が少し変わったかと・・・。貴重な体験でした。


↑ページtopへ戻る
■ロシア・ナショナル・フィルハーモニー交響楽団
    2009年6月12日(金)サントリーホール
 指揮:ウラディーミル・スピヴァコフ
 (Vc):ガブリエル・リプキン

 チャイコフスキー
  :幻想序曲『ロメオとジュリエット』
  :ロココ風の主題による変奏曲 op.33
  :アンダンテ・カンタービレ
  :弦楽四重奏曲第1番 ニ長調 op.11から第2楽章
 ショスタコーヴィチ:交響曲第5番 ニ短調 op.47 「革命」

 【アンコール】
 シュニトケ:アダージョ
 チャイコフスキー:ハンガリー舞曲
 チャイコフスキー:「くるみ割り人形」より「トレパーク(ロシアの踊り)」

スピヴァコフさんは正確・冷静で精緻な指揮でした。と思うと鋭く熱い一面もあり、アンコールはお茶目で楽しい表現でした。すばらしく頭のよい人なのだと思いました。
オケは、ロシアの特徴がある、というよりは、インターナショナルな一流オケの音色。
アンサンブルも繊細で素晴らしかったです。
アンコールのシュニトケはいい曲でした。技術もパフォーマンスも◎!でした。指揮のよく見えるバルコニー席だったのも良かったです。
コンサート前に外でゆっくりとお茶をしたのも幸せな時間でした。


↑ページtopへ戻る
■ウィーン・フィルハーモニー ウィーク イン ジャパン 2009
   青少年のための公開リハーサル
    2009年9月15日(火)10:00~ サントリーホール
 指揮:ズービン・メータ

「16歳以上25歳以下の青少年を対象にズービン・メータとウィーン・フィルによるリハーサルを無料で公開します。普段は決して見る事の出来ない、世界最高のアーティストたちの真剣な音楽創りの現場に立ち会える絶好の機会です。」
という趣旨の公開リハーサルです。
ありがたいことに抽選でチケットが当たり、無料で聴くことができました。
リハーサルは「英雄の生涯」。
どの楽器も同じ響きなんですね。オーケストラという一つの楽器のよう。決してうるさくないし、艶も輝きも常にある。
25日の本番が楽しみです!


↑ページtopへ戻る
■ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
    2009年9月25日(金)19:00開演 サントリーホール
指揮:ズービン・メータ

ハイドン:交響曲第104番 ニ長調 Hob.Ⅰ-104 「ロンドン」
ショパン:ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 op. 11
    (ピアノ:ラン・ラン)
R.シュトラウス :交響詩『英雄の生涯』 op. 40
    (ヴァイオリン・ソロ:フォルクハルト・シュトイデ)

【アンコール】
ショパン:エチュードop.25-1 エオリアン・ハープ
ヨハン・シュトラウスⅡ:アンネン・ポルカ
ヨハン・シュトラウスⅡ:ポルカ「雷鳴と電光」

シカゴ響は色気と機能性がすばらしかった。それぞれの楽器の音もすばらしかった。 でも、ウィーンフィルは「ファンタジー」でした。オーケストラという一つの楽器がすばらしい世界を創り出してくれます。幸せな空気感でした。ハイドンは魅力が良く分かりませんでした。ショパンは曲は好きではないけれど、ランランさんのテクニックと音は魅了されました。音は響き豊かな“まぁるい”柔らかい音がたくさんたくさん満ち溢れています。うるさい音はほとんどありませんでした。音楽の音でした。
英雄の生涯は冒頭のチューバでびっくり。ソリストは最高の音色でした。様々な音色をだしましたが、いずれも美しく意味のある輝かしい音でした。メータさんの指揮は奇をてらったところがなく、団員との信頼関係を感じさせるものでした。
アンコールはシュトラウス2曲は大盛り上がりでした。さすがに本物はすばらしいですね。
クリアファイルとポーチをお土産に買いました。
これからもウィーンフィルだけは聴きに行きたい。


↑ページtopへ戻る
■ヴッパータール交響楽団
    2010年10月8日(金) 19:00開演 グランシップ 中ホール・大地
指揮:上岡敏之

リヒャルト・ワーグナー
 :序曲「ファウスト」
 :ジークフリート牧歌
 :楽劇「ニーベルングの指環」ハイライト
 :「ラインの黄金」より ワルハラ城への神々の入場
 :「ワルキューレ」より
    ワルキューレの騎行
    ヴォータンの別れと魔の炎の音楽
 :「ジークフリート」より 森のささやき
 :「神々の黄昏」より
    ジークフリートのラインへの旅
    ジークフリートの死と葬送行進曲

【アンコール】
ベートーヴェン交響曲第3番第2楽章
最前列で聴きました。
上岡さんの表現は賛否両論あるらしいのですが、私は大好きです。
何しろ音楽的で、自分の現在の音楽を100%しています。また、それを表現しようとしてくれるオーケストラを持っているという事実が本当に素晴らしいです。
そのオーケストラ、派手ではありませんが、しっかりとした重心の低い音を持っていて、且つ、柔軟で繊細な音、アンサンブルです。本編では「ファウスト」に感銘を受けました。良い曲!です。
最も驚いたのはアンコール!まさかのエロイカ「葬送行進曲」です。本編のテーマと合わせたのかもしれませんが、15分くらいかかる曲を本気で演奏するなんて。テンポ速めで感覚鋭い演奏でした。大感激でした。
事前の上岡氏 vs SPAC宮城氏のインタビュートーク(別日)も大変有意義でした。


↑ページtopへ戻る
■ウィーン・フィルハーモニー ウィーク イン ジャパン2010
    青少年のための公開リハーサル
    2010年11月4日(木) 10:00 開始予定 サントリーホール
指揮:ジョルジュ・プレートル
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

ベートーヴェン交響曲第3番
前日に富士山登山中のコントラバス奏者(ゲオルク・シュトラッカさん)が亡くなったとのこと。 前日のニュースで知りました。今回は指揮者変更が2回あるなど、ウィーンフィルにとっては大変な日本公演になりました。 そのせいか、公開リハーサルの時間になってもロビー開場のまま。ずいぶん待ってから入場しました。プレートルさんは公開リハとか関係のない、本気のリハーサルモードのようでした。プレートルさんの指示で、ウィーンフィルが変わっていく様子は圧巻でした。
思いのほか前のめりのスタイル。
ネルソンズさんの指揮でバッハのアリアを少しだけ演奏。追悼の意味だったのでしょうか。


↑ページtopへ戻る
■東京藝大バッハカンタータクラブ 2008年度 定期演奏会
    2008年3月24日(月)紀尾井ホール
指揮:渡辺祐介

J. S. Bach
 :カンタータ第30番 《喜べ、贖われし群れよ》 BWV 30
 :チェンバロ協奏曲第4番 イ長調 BWV1055
   チェンバロ独奏 小林道夫
 :カンタータ第215番 《汝の幸をたたえよ、恵まれしザクセン》 BWV 215
若さ溢れる、輝きを持ったバッハでした。
技術的にもとてもすばらしく、なにより、楽しんで演奏しているのが良いです。
とても心地よい時間を過ごさせていただきました。
深遠で緊張感のあるバッハも良いですが、自然体で気持ちよく聴くことができる演奏は良いですね。そういえば、鈴木雅明さんのバッハコレギウムジャパンの演奏も、とても自然で美しい演奏ですね。日本人によるバッハというひとつのかたちが高いレベルに出来上がってきているのかもしれません。


↑ページtopへ戻る
■都響スペシャル「第九」
    2009年12月26日(土) サントリーホール
指揮:ゴロー・ベルク

ベートーヴェン
 :『エグモント』序曲 op.84
 :交響曲第9番 ニ短調 op.125「合唱付き」
   澤畑恵美(S)、竹本節子(M-s)、望月哲也(T)、成田博之(Br)
   二期会合唱団
とっても良い演奏でした。指揮者はオーソドックスですが要所を決めた指揮。とくにエグモントでその緊張感とキレ、重みを感じ、びっくりしました。第九より感動したかも。
オケも総じてとてもきれいで透明感ある音。本当に都響さんはうまくなりましたね。ソリストも良かったです。合唱はしっかりしていました。
全体的に聴き応えがあり、満足しました。


↑ページtopへ戻る
■東京・春・音楽祭・東京のオペラの森2010-「カルミナ・ブラーナ」
    2010年4月9日(金) 19:00(18:00開場) 東京文化会館 大ホール
指揮:リッカルド・ムーティ

モーツァルト:交響曲第35番 二長調 K.385 《ハフナー》
オルフ:世俗カンタータ《カルミナ・ブラーナ》(字幕付)
   ソプラノ:デジレ・ランカトーレ
   カウンター・テナー:マックス・エマヌエル・ツェンチッチ
   バリトン:リュドヴィク・テジエ
   管弦楽:東京春祭特別オーケストラ
   合唱:東京オペラシンガーズ
   児童合唱:東京少年少女合唱隊
   合唱指揮:ロベルト・ガッビアーニ
全体的にはムーティさんと演奏者がまだかみ合っていない印象でした。
モーツァルトは特に「安全運転」な演奏に聴こえました。
カルミナ・ブラーナはさすがにムーティさんの音楽を聴くことができました。楽曲を自分のものにしています。独特のリズム、テンポ感ですね。音楽はリズムだよな・・・と強く感じました。ソリストは私はあまり好きではありませんでした。
・・・とはいえ、手に汗握って聴いていました。とても興奮、感動したコンサートでした。


↑ページtopへ戻る
■エディタ・グルヴェローヴァ(S) リサイタル
    2008年11月13日(木)サントリーホール
指揮:ラルフ・ヴァイケルト
管弦楽:東京交響楽団 (コンサートマスター:大谷康子)

第1部
モーツァルト:歌劇「ドン・ジョヴァンニ」序曲
モーツァルト:歌劇「ドン・ジョヴァンニ」より 
  ドンナ・エルヴィーラのレチタティーヴォ ”なんと酷いことを” 
  ~アリア ”あの人でなしは私をあざむき”
モーツァルト:歌劇「皇帝ティトゥスの慈悲」序曲
モーツァルト:歌劇「イドメネオ」より
  エレットラのレチタティーヴォ ”イドメネオ王が亡くなられた?”
   ~アリア ”この心の中に感じるものすべては”
  バレエ音楽 ”パ・スール” K.367)
  エレットラのレチタティーヴォ ”心が乱れる”
   ~アリア ”オレステスとアイアスの苦しみを”

第2部
ドニゼッティ:歌劇「シャモニーのリンダ」より 
  リンダのアリア ”この心の光”
ロッシーニ:歌劇「ウィリアムテル」序曲
ドニゼッティ:歌劇「ルクレツィア・ボルジア」より
  ルクレツィアのロマンツァ ”安らかに眠っている・・・なんと美しい”
ベッリーニ:歌劇「ノルマ」序曲 (オーケストラ)
ベッリーニ:歌劇「海賊」より
  イモジェーネのアリア ”その汚れない微笑と”

【アンコール】 
バーンスタイン:「キャンディード」より
  ”きらびやかに楽しく” (グルベローヴァ)
J.シュトラウスII:喜歌劇「こうもり」より 
  アデーレのアリア ”田舎娘の姿で”
技術も声も格別!特別!!でした。さらにかわいらしいし、お客さんを楽しませてくれます。
声の素晴らしさは当然ですが、それを完全にコントロールして音楽とストーリーを表現しています。
まさにプロフェッショナル。また行きたい、聴きたいと思わせます。
オケは東京交響楽団。コンマスの大谷さんが飛び上がって喜びながらグルヴェローヴァさんと握手していたのが印象的でした。
チケット代がとっても安く感じました。


↑ページtopへ戻る
■ホセ・カレーラス(T) クリスマス・コンサート
    2009年12月9日(水)サントリーホール
指揮:デイヴィッド・ヒメネス
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
オルガン:新山恵理

シューベルト:千人の天使たち
アルバレス:祈り
フランク:天使の糧
マスカーニ:アヴェ・マリア
ビゼー:『アルルの女』第2組曲 間奏曲
イギリス伝承曲(ウェイド):神の御子は今宵しも
トルドラ:サンタ・ルシアのロマンス
ブラームス:子守歌
ハチャトゥリヤン:バレエ『スパルタクス』からアダージオ
伝承曲:幼子と聖母の歌
デイヴィス:キャロル・オブ・ザ・ドラム
J.シュトラウスⅡ:オペレッタ『ジプシー男爵』から序曲
ギャノン:クリスマスは家で バーリン:ホワイト・クリスマス

【アンコール】
グリーグ:きみを愛す
アカンポーラ:冬
ペンニーノ:何故
グルーバー:きよしこのよる
教科書に出てくるような、「ザ・テノール」という印象。品が良くてしっかりとした輪郭のある声。大巨匠の声を生で聴くことができて本当に良かったと思いました。
姿勢、たたずまい、サービス精神、全て本物でした。アンコールではP席(ステージ後方の席)に振り向いて歌うなど、かっこよさが嫌味なくはまっている。声自体よりも、歌い口に感激しました。


↑ページtopへ戻る
■CLASSICAL MUSIC CHAPEL LIVE & PARTY~ロシア民謡の夕べ~
    2011年5月17日(火) 青山アイビーホール
バリトン:浦野智行
ピアノ:今野恵子、毛利正

リャードフ「8つのロシア民謡」より聖歌
ステンカ・ラージン
ヴォルガの舟歌
仕事の歌
リャードフ「8つのロシア民謡」よりロンド
夕べの鐘
フレンケリ「鶴」
リャードフ「8つのロシア民謡」より子守歌
ともしび
ブランテル「カチューシャ」
ハチャトリアン「仮面舞踏会」

すばらしいロシア民謡でした。
知的、端正でありながら、内包されている表現も豊かで、歌唱芸術の極みだと感じました。
日本でこのように歌える人は他にはいないと思わせます。
感激しました。
この催しは短いコンサートの後、別室でブッフェ形式の食事があります。
とても美味しかったです。お得なコンサートでした。


↑ページtopへ戻る
■ヘンデル:オラトリオ《メサイア》(HWV 56)1741年初稿版全曲
    2009年4月20日(月) 浜離宮朝日ホール
指揮:三澤寿喜
キャノンズ・コンサート室内合唱団&管弦楽団
ソプラノ:松村萌子
アルト:波多野睦美
テノール:辻裕久
バリトン:牧野正人
ソリスト、ベースの牧野さんは不器用そうなたたずまいなのに器用。自分流に歌いこなしていました。すごいキャラクター。好き嫌いが分かれそうですが、私は好きです。
アルト波多野さんは個性的、独特の雰囲気。言葉も声も特別な空気感があって素敵でした。テノールの辻裕久さんは決して絶好調ではなかったかもしれませんが、気持ちと技術が同居した歌唱。胸を打たれました。
オケはちょっと心配な場面が多かったです。でも音はとてもきれいで好きでした。コーラスは澄んだ声できれいにまとまっていました。時々薄いかな?と感じることもありましたが・・・。
全体的に第1部は集中力も緊張感ももう一つと感じましたが、音楽が進むにしたがって、ソリスト、オケ、コーラスが一体となり音楽が昇華していく様を見るようでした。メサイアは良い曲だ、と十分に感じられる幸せな時間でした。たくさん失礼なことを書いてしまいましたが、高次元だからこそ思うところがありました。
席は最高。2階席最前列ど真ん中でした。


↑ページtopへ戻る
■歌劇「アイーダ(全幕)」ミラノ・スカラ座日本公演
    2009年9月11日 NHKホール
作曲:ジュゼッペ・ヴェルディ
演出:フランコ・ゼッフィレッリ
指揮:ダニエル・バレンボイム
<出演>
 エチオピアの王女アイーダ……ヴィオレータ・ウルマーナ
 エジプトの将軍ラダメス……ヨハン・ボータ
 エジプトの王女アムネリス……エカテリーナ・グバノワ
 エチオピア王アモナズロ……ホアン・ポンス
 エジプトの祭司長ランフィス……ジョルジョ・ジュゼッピーニ
 エジプト王……マルコ・スポッティ
 使者……アントネッロ・チェロン
 巫女の声……サエ・キュン・リム
 ミラノ・スカラ座管弦楽団
 ミラノ・スカラ座合唱団
 ミラノ・スカラ座バレエ団
何を書いてよいかわかりません(苦笑)
ホールが大きかったこと、クオリティがとても高かったことが影響してか、臨場感が今ひとつで、ライヴの実感が得られなかった気がします。でも、セットは本当に素晴らしく豪華だったし、歌手の皆さんの声は素晴らしかったです。どの方も全員がハイレベルというのはすごいことですね。バレンボイムの表現は無難、妥当、という印象。本場のオペラの雰囲気は充分に味わいました。


↑ページtopへ戻る
■第16回女声三部合唱によるメサイアコンサート
    2009年11月23日(月・祝)紀尾井ホール
作曲:辻 秀幸
ソプラノ:佐竹由美
アルト:波多野睦美
テノール:辻裕久
バリトン:三原剛
東京バッハカンタータアンサンブル(Orch)

G.F.ヘンデル:オラトリオ「メサイア」
ソリストの皆さん、それぞれに高いレベルでの個性があり、それぞれの表現を堪能しました。
波多野さんは相変わらず、独自の歌唱。世界観が素晴らしいと思いました。
辻裕久さんは今まで私が聴いた中でもっとも自由で、らしい表現でした。ふわふわの羽のような声。三原さんもたたずまいからして素敵でとてもよい声でした。
オケもうまかったです。合唱は女声合唱でした。総じて品が良く、端正な歌唱でした。辻秀幸さんの指揮は素晴らしいの一言。


↑ページtopへ戻る
■東京芸術劇場パイプオルガンコンサートVol.14
全館改修前の最終公演!!  劇場より皆様に感謝を込めて
    2011年3月31日(木) 東京芸術劇場大ホール
オルガン:小林英之、新山恵理、平井靖子
バリトン:根岸一郎
ナビゲーター:小川里美

≪ルネッサンス・オルガン≫
 A.deカベソン:第1旋法のティエント
 G.B.ファソロ:サルヴェ・レジナ
 A.deソラ:第1旋法のティエント
≪バロック・オルガン≫
 J.S.バッハ:「クラヴィーア練習曲集第3巻」より
≪モダン・オルガン≫
 J.A.ギラン:マニフィカトのための第二旋法による組曲
 M.デュリュフレ:組曲op.5
大改修前の最終公演。仕事をさせていただいていた時のことを思うと感慨深いものがありました。
大震災後、間もないコンサートということもあり、ホールに一定の緊張感があったように思います。
非常時対応のアナウンスが入り、館長の挨拶後、黙祷をしました。
震災の影響かよく見るとオルガンの装飾が取り外されています。
客席はほぼ満員、私はなぜか最前列で聴くことになりました。
結果的には正解でした。視界がステージとオルガン、出演者のみで、集中して聴くことができました。
総じてすばらしい演奏でしたが、小林先生のバッハは冒頭からしびれました。
以前も感じましたが、オルガンの音に強い生命力を感じるのです。
演奏者がオルガンをコントロールできている・・・演奏者とオルガンが一体化している感覚。
以前、ミッシェル・シャピュイさんのオルガン演奏を聴いたときにも似たような体験をしました。
休憩中、オルガンが回転しました。写真を撮っているお客さんもいて、このような風景もしばらくは見られないんだな…と再度しみじみ・・・。様々思いをめぐらせたコンサートでした。


↑ページtopへ戻る
■さようなら水曜コンサート
    2011年5月14日(土)横浜市大倉山記念館
フォルテピアノ:小倉貴久子
ソプラノ:野々下由香里
カウンター:彌勒忠史
コルネット・リコーダー:濱田芳通
チェンバロ・ハープ:西山まりえ
ヴィオラ・ダ・ガンバ:櫻井茂

W.A.モーツァルト:
 ロンドニ長調 / 春のあこがれ / 鳥たちは毎年 / ケルビーノのアリア
R.フランツ:
 ひそかなる森の小道で / 遥かかなたに日は沈み
J.アンドレ:
 恋しい人 / 誠実の歌
L.A.コジェルフ:クラヴィアソナタト短調
G.フレスコバルディ:
 第3旋法のトッカータ / そよ風が吹けば / ロマネスカ
 美しい目 / あなたの華やかな目
F.ロニョーニ:草原と丘
J.バートレット:
 恋する詩人 / 走ってどこへ
作曲者不詳:グリーン・スリーブス変奏曲
バラッド:グリーンスリーブズ
J.ダウランド:今や別れの時
冒頭の小倉さんのフォルテピアノに圧倒されました!
すばらしいクオリティの活き活きとした演奏の連続でした。
彌勒さんの声は柔軟性と密度があり、表現も感動的でした。
「ケルビーノのアリア」を本当の男性が歌うのは初めて聴いたかも。
野々下さんは気品に満ちており、輪郭のしっかりした透明感のある歌唱。
美しかったです。
大倉山記念館は美しい建物でコンサート内容と相俟って幸せな時間を過ごすことができました。


↑ページtopへ戻る
■グスタフ・レオンハルト チェンバロリサイタル
    2011年5月30日(月) 東京文化会館小ホール
リッター:スウェーデン王カール11世の死に寄せるアルマンド(1697)
ラインケン:トッカータ ト短調
パーセル:組曲ニ短調(アルマン、クーラン、ホーンパイプ)
クロフト:グラウンド ハ短調
ベーム:コラール・パルティータ「ああいかにはかなき、ああいかに虚しき」
ベーム:組曲 ヘ短調(アルマンド、クーラント、サラバンド)
ラモー:やさしいプラント/ミューズたちの対話/サラバンド/メヌエット/エンハーモニック
フォルクレ:組曲第5番よりラモー、レオン、モンティニ、シルヴァ、ビュイッソン
【アンコール】
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第6番からサラバンド
何のけれんも無く演奏が始まり、淡々と過ぎる時間。
そのうち、静かで品格に満ちた空間に浸りきっていました。
誠実な音楽、凛とした雰囲気を感じながら、最後まで過度の緊張も弛緩も無く聴くことができました。
これまでのどんなコンサートでも経験したことのない感覚でした。
ホールの雰囲気もマッチしていて、お客様の姿勢もよかったです。
良い演奏家のコンサートはステージと客席の一体感がすばらしい。


↑ページtopへ戻る
■ようこそ☆ピアノの国へ
    2011年5月15日(日) タカギクラヴィア松涛サロン
ピアノ:川井敬子、日高美佐

プーランク:ぞうのババール
モーツァルト:アイネ クライネ ナハト ムジーク KV.525-1
ドヴォルジャーク:スラブ舞曲op.72-2
ベートーヴェン:エリーゼのためにop.173
ショパン:練習曲「革命」op.10-12
リスト:2つの演奏会用練習曲より「森のささやき」
木下牧子:連弾曲集「迷宮のピアノ」より「愉快なシネカメラ」
ドビュッシー:連弾のための「小組曲」
松涛サロンは初めて行きました。小さいホールですがピアノの音がきれいに聴こえる良い場所でした。
プーランクは朗読とピアノ。日高さんの朗読は明確な発音と妥当な表現によりストレートに言葉が入ってきました。 川井さんのピアノも雰囲気十分。堪能しました。
印象的だったのはベートーヴェンとドビュッシーでした。
前者はテンポと間がセンス抜群。後者は音色と表現から創られる空気感に感銘を受けました。
東海林さんの司会も好感度が高く、質と雰囲気の両立した素敵なコンサートでした。


↑ページtopへ戻る
■全日本合唱コンクール全国大会
    2008年11月22日~23日 岡山シンフォニーホール
これまで出演させていただいたことはあっても客席で落ち着いて聴く機会が無かったので、今回岡山に行ってじっくり聴かせていただきました。
主に一般Bグループを聴いたのですが、技術的なレベルの高さは驚くべきものがありました。もはや私にはついていけない、ついていきたくない(笑) 団体によって当然差は有るのですが、一定の視点で見ると全ての団体が高い水準で同レベル。
しかもコンクールだけに気迫のこもった集中力ある演奏が続くので、5団体聴いたところで疲れてしまいました。今更ながら、日本における合唱というジャンルの特殊性を感じずにいられません。だからこそ、こういったレベルの団体・演奏が生まれ続けているとも言えますが。
技術的レベルの高さに圧倒されていたわけですが、通常の演奏会に求められる音楽的感動というものがあったかといえば、今回は無かったです。それと、確かに高レベルであると感じましたが、それはアマチュアとしての・・・です。アマチュアの高いレベルの演奏を聴くと、プロとアマチュアの違いを明確に感じることができます。それをあらためて経験できたことも収穫でした。
話は変わりますが、岡山には私の人生の師匠、恩人がいらっしゃるので、この機会にお会いしました。変わらぬお人柄に感激。ご一緒した岡山観光と共に忘れられない思い出となりました。ままかり、さわら、カツ丼、しゃこ、穴子、美味しかったです。


↑ページtopへ戻る
■林光・東混 八月のまつり30
    2009年8月7日(金) 第一生命ホール
指揮:林光
合唱:東京混声合唱団
ピアノ:寺嶋陸也
照明:古賀満平

【曲目】
林光:原爆小景(原民喜 詩)
  「水ヲ下サイ(1958)」
  「日ノ暮レチカク(1971)」
  「夜(1971)」
  「永遠のみどり(2001)」
谷川俊太郎小詩集
  「雨よ降れ」
  「ひとりぼっちの裸のこども(湯浅譲二 曲)」
  「歩くうた」
  「死んだ男の残したものは(武満徹 曲)」
佐藤信小詩集
  「すたこら階段」
  「動物園」
  「WHY?WHY?」
  「ねがい」
林光編曲による日本抒情歌曲集より
  「野の羊(服部正)」
  「曼珠沙華(山田耕筰)」
東京混声合唱団はとてもきれいな声でよいハーモニーでした。原爆小景は全曲を初めて聴きました。演奏はとてもよかったです。場所にもよるかと思いますが、セリフが聞き取りにくいところがありました。この曲は言葉が大切ですしちょっと残念。2番、3番の曲がやはりすごい。2001年に作られた「永遠のみどり」はそれに比べると劣るかとの印象。この時期に、この曲を演奏し続けることの大切さは十分に感じました。後半は林光さん作曲、あるいは、編曲の自作自演。林光さんの真骨頂はこちらにあると実感。どの作品も詩に生き生きとした生命感あふれる曲をつけている。詩に命を吹き込んだ、と本当に思える曲作り。武満徹の「死んだ男の残したものは」ピアノ伴奏つきでジャズっぽくなっていました。これはこれでありかと。
それにつけても、寺嶋陸也さんはすばらしくうまい!繊細でキレがあって音楽的。テクニック抜群で聴きほれました。林光さんは元気はつらつ。10年前と印象変わらずでした(笑)。


↑ページtopへ戻る
■第76回合唱のつどい&第56回県民合唱祭(静岡)
    2011年6月5日(日)静岡市民文化会館大ホール
22番~52番まで聴かせていただきました。約4時間程度。
こんなにしっかりと合唱祭を聴いたのは初めてです。
期待以上に楽しかった…です。
当然に、合唱団は構成人数も年齢層も様々、選曲もいろいろです。
それだけに比較するのは難しいと言われますが、実際に聴いていると自分の基準による比較、というのが出来てきます。
とても考えさせられました。
結論から言えば、「姿勢」だな…と。
人そのものから発せられる声という楽器なだけに、志向性が透けて見えてくる気がしました。
大きく分けると(あくまで私個人の分類です)、
1.音楽が好きで歌(合唱)に取組んでいる団体(個人)
2.歌うことが好きで合唱をしている団体(個人)
3.合唱をすることで自己主張をしようとしている団体(個人)
 ※ある目的のために合唱を使用している。
個人的好みを言えば、1・2のような団体は良いなあ、と思います。
もちろん大前提としてそこに純粋さがあるかどうかが大切なのですが。
3は、もちろん悪いことではないのですが、私はあまり…です。
合唱音楽を愛しているからなのでしょうか。まあ、私の場合は「クラシック音楽」の中の声のジャンルが好きだということなのですが。
日本における合唱というジャンルは、歴史的に様々な使われ方をしてきていて、それが「3」に生き続けている・・・と感じるのです。
ただ、どうあれ、合唱というジャンルがたくさんの方に愛され続けるのは嬉しいことです。
朝10:00から夜8:00まで69団体が出演する合唱祭。
これからも続いてくれると嬉しいなあ・・・と思います。
最後に、三島フラウエンコールで高田留奈子先生(高田三郎夫人)が歌っていらっしゃいました。
その凛としたお姿に感動。ありがとうございました!


↑ページtopへ戻る

Copyright(C) 2010.Shin Musica.All rights reserved.