調律の臼井淳さん
調律師の臼井淳さんが急逝された。前日まで通常通りお仕事をされていたとのこと、あまりのことに適切な言葉が見つからない。臼井さんとご一緒させていただいたのは2回だけでしたが、一切の無駄を排した的確な仕事ぶりは強く印象に残っている。未熟な私からの質問にも、常に要件のみをすばやくお返事くださった。調律中の舞台は独特の静謐な空間がつくられていて「これしかない」といわんばかりの仕上がりの音は、臼井さんの仕事なのだと実感させられるものであった。プログラムにお名前を掲載したいと申し出たとき「名前を載せるのはかまいませんが “調律 臼井淳…” のようにあっさりとお願いします。」とのお返事があり、これも臼井さんらしいなぁ・・・と懐かしく思い出した。写真は2016年3月の東京文化会館小ホール。記録用に何気なく撮影したもので本来であれば絶対に外部には出さないが、今回だけはご容赦いただきたい。(当日ご本人に記録撮影の了解はいただいています)ご冥福をお祈りいたします。

