シリーズ「作曲家の庭」にピアニスト金子三勇士が登場します。
なぜ金子さんに出演していただくことになったのか、決め手はやはり生演奏に触れたこと。以下の2公演を聴きに行きました。
■金子三勇士ピアノリサイタル 2012.12.2 裾野市民文化センター
■B→C(ピアノ金子三勇士) 2013.4.23 東京オペラシティリサイタルホール
技術的なレベルはもちろん高いのですが、音色のやわらかさと響きの豊かさが格別で、どんな場面でも上品でアカデミック。しかし、音楽性は常にいきいきと生命力に満ちている、若々しい激性と落ち着きを伴った客観性をを兼ね備えた、類まれなるピアニストであると感じたのです。
特に感銘を受けたのは、バルトーク「ピアノ・ソナタ」と西村朗「白昼夢」。
前者は、打楽器的とも言えるリズムや民謡の節回しは時に雑然とした演奏になりがちですが、金子さんは高い技術と音楽性と共に、誠実な姿勢で作品に向き合い、その魅力を最大限に引き出し表現していました。後者は西村作品独特のエネルギーと緊張感に満ちた作品ですが、知的かつ冷静に、集中力を持続させ、その独特の世界観を見事に創り上げていました。それらの演奏に接し、ぜひ出演していただきたいと依頼したのです。
さらに、人柄も素晴らしく、お話も上手!お得意のリスト&バルトークを演奏していただく合間に、作曲家と楽曲についての紹介もお願いしています。2/16(日)14:00開演/静岡音楽館AOI 。お楽しみに!

■金子三勇士プロフィール
1989年、日本人の父とハンガリー人の母のもとに生まれる。
6歳で単身ハンガリーに渡りバルトーク音楽小学校にてチェ・ナジュ・タマーシュネー に師事。2001年、11歳で国立リスト音楽院大学ピアノ科に飛び級で入学、エックハルト・ガーボル、ケヴェハージ・ジュンジ、ワグナー・リタ に師事。2006年にピアノ科全課程修了とともに帰国、東京音楽大学付属高等学校に編入し、清水和音、迫昭嘉、三浦捷子に師事。2008年、バルトーク国際ピアノコンクール優勝の他、数々の国際コンクールで優勝。2011年第12回ホテルオークラ音楽賞を受賞。2012年第22回出光音楽賞を受賞、また優れた若手芸術家を支援するために設立されたアーカイム日露友好協会の奨学生となる。2013年、平成24年度上毛賞「第10回上毛芸術文化賞 音楽部門」を受賞。これまでに、小林研一郎指揮/読売日本交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、大阪センチュリー交響楽団(現日本センチュリー交響楽団)と共演。海外ではハンガリー、アメリカ、フランス、ドイツ、オーストリア、スイス、ギリシャ、ルーマニア、チェコ、ポーランド、中国、ロシアなどで演奏活動を行なう。現在東京音楽大学大学院に在籍中
2013年5月より、シリーズ『作曲家の庭』がスタートしました。
当然のことと思う方も多いと思いますが、コンサートは「作品」と「作曲家」が“見える”ことが大前提と思っています。音楽は時間芸術。その時、その空間に作品(楽曲)が再現される。そして、作品を創った「作曲家」も見えてくる。そのために演奏家は謙虚に、真摯に演奏に取り組む。その姿を、音楽を、共有できる空間(コンサート)を創って行きたいのです。これからも学び、考えながら続けてまいります。
■本公演





■特別公演


1~2月は、4公演のライブCDを並行して作っています。
いずれも主にアマチュア合唱団のコンサートです。それぞれ想いに満ち溢れた熱唱ばかり。制作にも力が入ります。
このようなCD制作で常に意識しているのは「制作費が安価であること」「できるだけ早く納品すること」です。ほとんどが市販ではなく出演者・関係者用であることから、10~100セットという注文数ですが、できるだけコストを抑えて制作できる手法を見出しました。「早い納品」を心掛けている理由は、熱が冷めないうちに聴いてもらいたいという気持ちと、録音を聴いて、今後の練習に、次の本番に活かそうと考えている団体、指導者が多いためです。著作権許諾申請も必ず行っています。創作者の権利を守ることは、文化を育てること。1枚のCDにはたくさんの大切な想いが込められています。



引き続き、「作曲家の庭3」コンサート報告です。
コンサート終了後、出演のお二人と食事会に行きました。
場所は静岡駅から徒歩3分ほどの「十千花前静岡」です。
http://www.nasubi-ltd.co.jp/jissen/
お店名物のおでん(いわゆる静岡おでんではない)や地のお刺身などたくさんいただきました。
一番食べていたのは私ですが(苦笑)
許可を得てお二人のツーショットを掲載します。
ホテルへの帰路、小川さんから「依頼仕事だけやっているのでは本当の音楽家ではない」とのお話、我々音楽事業者も同様でマネジメントやスタッフ依頼の仕事ばかりでなく、しっかりと独自の主催事業をおこなっていくことの大切さを再認識しました。

「作曲家の庭3」無事終了しました。ご来場、ご支援いただいた皆様、本当にありがとうございました。
今回もたくさんの「気づき」がありました。そして、信念に忠実に、まっすぐに進めていくことの大切さをあらためて感じました。
私たちの仕事に共感し、真摯に取り組んでくださった出演者のお二人と(とても厳しいプログラム!!)、いつも誠実に協力してくださるスタッフの皆さんに心からの感謝を思いつつ。
コンサートの模様は後日映像でご紹介する予定です。今しばらくお待ちください。今日のところは本日の楽屋弁当。清水の名店「なすび」さんの幕の内弁当でした。

リハーサル中です。17時開演、清水文化会館マリナート小ホール、当日券あります。


いよいよ本日17:00開演です!
本格派アルト小川明子による、歌曲の夕べ。
瀧廉太郎の「花」、楽劇王ワーグナーの名作歌曲「ヴェーゼンドンク歌曲集」、『水のいのち』で有名な作曲家髙田三郎の「前奏曲抄」「パリ旅情」
ドイツ歌曲・日本歌曲のスペシャリスト小川明子の“うた”をお聴き逃しなく!
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作曲家の庭3~アルト小川明子×ピアノ山田啓明
髙田三郎:パリ旅情・前奏曲抄
瀧廉太郎:組歌「四季」
ワーグナー:ヴェーゼンドンク歌曲集
■一般:3,000円/学生:1,000円 ※当日券あります
■2014年2月1日(土)17:00開演(16:30開場)
■静岡市清水文化会館マリナート・小ホールhttp://www.marinart.jp/map/
■主催:音楽事務所シン・ムジカ
ホームページhttp://homepage3.nifty.com/SINMUSICA/
Facebookページhttps://www.facebook.com/shinmusica
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『ヴェーゼンドンク歌曲集』より「天使」