甘い死の弓矢~イタリア・バロック音楽の世界Vol.3【3/29静岡公演】
17世紀初頭の、繊細で時に残酷な響き―。
イタリア・シエナの貴族音楽家、クラウディオ・サラチーニ。音の移り変わりの意外性から、「ハーモニーの宙返り」とも評される。その歌曲を中心に、モンテヴェルディ、フェッラーリ、また当時の器楽曲をちりばめた魅惑のコンサート。
私たちは3月29日(金)に静岡市の江﨑ホールにてコンサートを行います。
今ヨーロッパで流行している、音楽の新しい潮流「古楽」のコンサートを企画しております。「古楽」とは狭義には「クラシック」と呼ばれる音楽より前の時代の音楽を指します。
このようなイタリア初期バロック音楽のコンサートの興行は困難を極めます。何よりもヨーロッパで「古楽」の専門的訓練を受け、現地で経験を積んだ奏者が一つの土地に集まっているわけではないからです。今回、コンサートツアーという形態を取ることによって、日本で考えられる最高の歌手・奏者たちを東京、千葉、京都、ドイツから集め、質の高いコンサートを各地で興行することが可能になりました。3月21日から31日まで、山形、新潟、群馬、東京、千葉、静岡、大阪、神戸の、延べ9か所で開催致します。
現代人の周りには沢山の音が溢れていて「音楽」にあまり期待を持てなくなっている、と言えなくもありません。芸術に満ちた17世紀のイタリア、ましてや当時の貴族など正に同じ状況でありました。その当時、刺激に飽いて自ら音楽を作り楽器を奏した「貴族音楽家」がいました。イタリア・シエナの貴族クラウディオ・サラチーニです。音楽の均衡を崩してまで心の激情を表現する儚く激しい彼の歌曲を、当時使われていた楽器であるコルネット、バロックギター、テオルボ、ヴィオラ・ダ・ガンバ、リローネと共に演奏します。曲には楽器の指定は無く即興演奏が要求され、全ては音楽家の判断に委ねられています。ヨーロッパ最先端の訓練を受けた奏者でしか実現できない、正に「今」の、「生」の音楽です。
[福島康晴(テノール)/高柳義生(バロックギター/テオルボ)]


~恋に飽いた4人の男が古の絃をあそび古の詩を謳う~
福島康晴(テノール)
高柳義生(バロックギター、テオルボ)
笠原雅仁(テノール、コルネット、バロックギター、テオルボ)
武澤秀平(ヴィオラ・ダ・ガンバ、リローネ)
◆サラチーニ:『つれないアマリッリ』
Claudio Saracini(1586-1630) “Crud’Amarilli”
◆モンテヴェルディ:『胸に秘めたる情熱を』
Claudio Monteverdi(1567-1643) “Ardo e scoprir,ahi lasso!”
◆フェッラーリ:『この世から消え去ってしまいたい』
Benedetto Ferrari(c.1603-1681) “Voglio di vita uscir”
◆フォスカリーニ:トッカータ
Giovanni Paolo Foscarini(c.1600-1647) Toccata
他
2019年3月29日(金)18:30開演 ※18:00開場
江﨑ホール(静岡市葵区七間町8-20 毎日江﨑ビル9階)
全席自由2,500円(前売) ※当日3,000円
●チケット取扱い
蔦屋書店静岡本店 054-274-2666
●主催
機電工業株式会社(小笠原)
電話017-718-1751
●静岡公演のお問合せ
シン・ムジカ
電話050-3712-0393
メール shinmusica@mbr.nifty.com
ウェブ http://www.shinmusica.com/