12月のCD制作です。

TGY合唱団 第4回演奏会
2015年10月25日(日)
文京シビックホール 大ホール
山本義人(指揮)/川井敬子(ピアノ)
Ensemble gymnica(管弦楽)
合唱幻想曲 op.80(ベートーヴェン)
ミサ曲ハ短調 kv.427(モーツァルト)
Ensemble 14 第24回演奏会
2015年11月21日(土)
浜離宮朝日ホール
辻秀幸(指揮)
Millennium Bach Ensemble
カンタータ 第177番/第64番/第150番/第97番(バッハ)
シルバーウィーク初日は合唱のレコーディングでした。特別な集中力を要する作品の数々、5時間もの長丁場にも関わらず、集中を切らすことなく演奏し続けた合唱団の皆様に、大変な感銘を受けました。

イギリス抒情歌曲集〜Home, Sweet Home〜
辻裕久(テノール)/なかにしあかね(ピアノ)
2,800円(税抜)
詳細はコチラ↓
http://homepage3.nifty.com/SINMUSICA/shinmusica/CD/CD-516.html
第19回英国歌曲展(ten辻裕久&pfなかにしあかね)
■静岡公演 *コンサートシリーズ「世界のうた」特別企画
2015年9月6日(日)14:00開演/七間町・江﨑ホール
■東京公演
2015年9月9日(水)19:00開演/銀座・王子ホール

ピアニスト川井敬子さん、吉田慶子さんの連弾による「やわらかな雨」(木下牧子)が、KINOSHITA Makiko Channel (OfficeAsai) にて公開されています。映像も音も、とても素敵な仕上がりです。ぜひご覧ください
「やわらかな雨」(ピアノ連弾曲集「やわらかな雨」第7曲)
作曲:木下牧子
演奏:川井敬子(ピアノI )/吉田慶子(ピアノII )
収録:2015年4月24日/三鷹市芸術文化センター風のホール
楽譜:カワイ出版
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川井敬子さんは、弊社制作CD「しゅうりりえんえん」にご出演いただいております。

■録音発表当時の評より
「これが女性の弾くピアノか」と思うほど芯の強い表現で、重い題材、ドラマチックな仕上げの合唱とよく拮抗している。― 松下耕(教育音楽)
川井敬子の名ピアノ(すごい演奏だ!)― 畑中良輔(レコード芸術・推薦)
辻正行1932-2003〈没後10年記念盤〉
荻久保和明「しゅうりりえんえん」
髙田三郎「橋上の人」「梢」
大中恩「わたりどり」
指揮:辻正行 ピアノ:川井敬子 合唱:大久保混声合唱団
ライナーノーツ:
川井敬子(ピアニスト)、坂元勇仁(レコーディング・ディレクター)、蓑島晋(シン・ムジカ)
曲目解説:齋藤令(合唱指揮者)
税込価格 2,160円
●お問合せ:
音楽事務所シン・ムジカ(担当:蓑島)
電話 050-3712-0393
メールshinmusica@mbr.nifty.com
2月21日(土)紀尾井ホールで開催された「志おん女声合唱団創立5周年記念演奏会」のCDが完成しました。この合唱団らしい色合いと雰囲気に仕上がりました。


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志おん女声合唱団 創立5周年記念演奏会
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2015年2月21日(土)14:00開演
紀尾井ホール
指揮:辻志朗
ピアノ:辻悦子
Ⅰ.「悲しみの意味」より(なかにしあかね 作曲)
今日は朝から雨/椿
「夢の意味」より(上田真樹 作曲)
夢の意味/夢の名残
Ⅱ.トスティー歌曲集「オルトーナの夢」より(安彦善博 編曲)
Sogno(夢)/Ideale(理想)/La Serenata(セレナータ)
Ⅲ.「わたしという不思議」(信長貴富 作曲)
Ⅳ.「光の丘のうた」(なかにしあかね 作曲)
●アンコール
女声合唱とピアノのための組曲「花の風」 より(なかにしあかね 作曲)
エピローグ~ばら
ファウエム・ミュージック・コーポレーションが進めている制作プロジェクト「日本歌曲全集」。 この全集CDは、明治維新の洋楽移入以来、現在までの日本歌曲の全貌を収録し製作するもので、 演奏者は各作品の歌唱にふさわしい優れた声楽家を配し、録音は現在望み得る最新の録音機器と優れた技術陣により製作し、日本楽壇に提供しようとするもの。本シリーズは2枚組CDの製作ですが、完成時には全20~25巻(CD全40枚から50枚)に達する見込みです。
現在、第1集から第9集まで発売されておりますが、このたびシン・ムジカでも取り扱いを開始しました。
辻裕久(テノール)&なかにしあかね(ピアノ)は、第1集「山田耕筰:雨情民謡集」と第4集「中西覚:二つの風の歌」「中西覚:まどみちおの詩による歌曲」を担当しています。
ぜひ多くの皆様に接していただきたいCD集です。

●日本歌曲第1集≪黎明期の歌曲/山田耕筰歌曲(Ⅰ)≫
歌:安藝榮子/梅村憲子/岡田征士郎/小林万須美/髙山智津子
田中潤子/辻裕久/林裕美子/皆木信治
ピアノ:江頭義之/中村展子/なかにしあかね
フルート: 待永望
【定価】4,320円(税抜:4,000円)

●日本歌曲第4集≪團伊玖磨(Ⅰ)/中西覚≫
歌:篠原美幸/豊田典子/廣澤敦子/辻裕久/老田裕子/岡田征士郎
ピアノ:中村展子/長谷智子/なかにしあかね/江頭義之
クラリネット:小川哲生
【定価】4,320円(税抜:4,000円)
●シン・ムジカ取り扱いCD一覧はこちら
http://homepage3.nifty.com/SINMUSICA/shinmusica/CD-list.html
●お問合せ:シン・ムジカ shinmusica@mbr.nifty.com
『大久保混声合唱団・淀川混声合唱団/ジョイントコンサート大阪公演』本番会場ロビーにて、弊社CDを販売していただきます。ぜひお立ち寄りください。
■販売CD(予定)
髙田三郎合唱作品全集混声編1-4
辻正行没後10年記念CD『しゅうりりえんえん』『橋上の人』

大久保混声合唱団・淀川混声合唱団
ジョイントコンサート大阪公演

2015年2月1日(日)開場14:00/開演14:30
いたみホール(兵庫県伊丹市)
入場料2,000円(全席自由)
1st Stage 淀川混声合唱団
無伴奏混声合唱のための「うたおり」より
作詩:みなづきみのり/作曲:松下耕
指揮:伊東恵司
2nd Stage 大久保混声合唱団
混声合唱のための「ラプソディー・イン・チカマツ」
[近松門左衛門狂想]
作曲:千原英喜
指揮:田中豊輝
3rd Stage 淀川混声合唱団
世界の愛の歌
James Erb 「Shenandoah」 他
指揮:伊東恵司
4th Stage 合同演奏
混声合唱とピアノのための「さびしい魚のおはなし」<共同委嘱作品・関西初演>
作詩:みなづきみのり/作曲:土田豊貴
指揮:田中豊輝/ピアノ:川井敬子
フェレンツ・フリッチャイ Ferenc Fricsay
1914.8.9/ブタペスト(ハンガリー)~1963.2.20/バーゼル(スイス)
フリッチャイはドイツを中心に活躍し、48歳の時に白血病で亡くなった指揮者である。2013年は没後50年、2014年は生誕100年ということで、数々の記念CDがドイツ・グラモフォンやタワーレコードから発売された。
●≪没後50年企画≫2013/3/8発売・タワーレコード「フェレンツ・フリッチャイの芸術」第1期/ベートーヴェン: 交響曲選集 http://tower.jp/item/3210068/
初回販売版は商品不良との連絡があったのですが、せっかくなので交換せずに記念品として保管。

●≪生誕100年企画≫2014/7/8発売・ドイツ・グラモフォン『フェレンツ・フリッチャイ/DGレコーディングズ全集Vol.1~管弦楽曲編』 http://tower.jp/item/3629174/

この二度とない機会に、フリッチャイを偏愛している私個人の想いを、ここに書き留めておきたい。
初めてフリッチャイの演奏を聴いたのは、ベートーヴェン交響曲第9番のCDだった。名古屋栄のPARCOに入っていたタワーレコードだっただろうか、表紙に惹かれ手にしたところ、ソリストがヘフリガーとディースカウ、そして「ステレオ録音」と書いてある。これが決め手となり購入した。
●ベートーヴェン交響曲第9番≪合唱≫(1993/11/1発売・DG Ferenc Fricsay Edition)
ゼーフリート(S) フォレスター(A)ヘフリガー(T)フィッシャー=ディースカウ(Br)
聖ヘトヴィッヒ大聖堂聖歌隊
フリッチャイ(指揮) ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
1957年12月、1958年1月・4月 ベルリン・イエスキリスト教会

当時は奇想天外な、個性的な演奏がばかり聴いていたので「特徴のない、退屈な演奏」としか思えず、一度聴いたきりだった。(今では数ある第九CDの中で最も愛する演奏のひとつ)
その後しばらくして、宇都宮の新星堂でドヴォルザーク交響曲第9番のCDを手に取った。その頃≪新世界より≫を気に入って聴いていたので購入したのだと思うが、思いがけずその演奏にしびれてしまった。特に3楽章のリズム感の凄さ、これは指揮者の能力によるものと確信した。(カルロス・クライバーのブラームス交響曲第4番を聴いたときと同様の衝撃だった。)4楽章冒頭の表現にもひっくりかえった。こんなのあり?という驚き。
●ドヴォルザーク交響曲第9番≪新世界より≫(1996/11/21発売・DG LEGEND)
フリッチャイ(指揮) ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
1959年10月 ベルリン・イエスキリスト教会

それからは、フリッチャイのCDを探し蒐集する日々。1961年のベートーヴェン交響曲5番の崇高な響きと佇まいに夢中になり、何度も聴いた。第1番も新鮮かつ生命力溢れる名演である。指揮者の意向でお蔵入りになっていたとされる1959年のチャイコフスキー交響曲第6番は信じられないほど凄い演奏。その深みのある音色に引きずり込まれた。(こちらは凄演すぎて繰り返し聴けない・・・)
様々な録音に接して思うのは、演奏の集中力に意外とばらつきがあること。録音時期によることも承知しているが、霊的な凄みを感じる演奏もあれば、思いのほか淡白な演奏もある。しかし、これらについても彼の人間性を想い起こさせ、より惹かれてしまう要因になっているのだ。そして、芳醇な響きや色彩を生み出す卓越したバランス感覚、作品に生命力を与えるリズム感は他に類を見ないと思う。バルトークの教えを受け、その演奏において第一人者であったことも理由にあろう。音楽に向かう真摯な姿勢、根源的な魅力でもって共演者を惹きつけてしまう音楽的才能と人間性を、演奏から窺い知ることができる。
批判を受けることを承知の上で言うと、カルロス・クライバーと同列の天才性をもっていたのではあるまいか。ただし、演奏の性格は異なるし、フリッチャイはもう少し我々に寄り添った位置にいたのかもしれない。
前述『フェレンツ・フリッチャイ/DGレコーディングズ全集Vol.1~管弦楽曲編』は、1949-1961までの記録である。この短い期間に管弦楽作品のみでCD45枚分を収録したことは、ステレオへの改変期であったレコード会社の期待の大きさの表れであるし、ハイドンから当時の現代音楽までというレパートリーもその演奏水準からすると尋常ではない幅広さだ。
あらためて、その才能と人間に想いを馳せる。1914年生まれの指揮者はラファエル・クーベリック、カルロ・マリア・ジュリー二がいる。彼らと同じように、もっと長く生きて演奏活動を続けて欲しかった。私の愛する指揮者は、ユージン・オーマンディ、イシュトヴァン・ケルテス、いずれもハンガリー出身の指揮者である。
混声合唱とピアノのための組曲
しゅうりりえんえん
「みなまた海のこえ」より
詩 石牟礼道子
曲 荻久保和明
●しゅりがみやま http://youtu.be/NdQUd5HfpyI
●ふるさと(故郷) http://youtu.be/21HNnlNimMA
●はかい(破壊) http://youtu.be/VXEOlQ2aWEg
●うたげ(宴) http://youtu.be/H4k2erhTjok
●たんじょう(誕生) http://youtu.be/q661K_x-DMo
●ゆうきすいぎん(有機水銀) http://youtu.be/vEjw-agZDYo
●ばんか(挽歌) http://youtu.be/BKoS-_OsZtY
●ひかりのたき(昇天) http://youtu.be/ULMlNr0UBdQ

辻正行(1932-2003)没後10年記念CD
髙田三郎「橋上の人」「梢」
荻久保和明「しゅうりりえんえん」
大中恩「わたりどり」
指揮:辻正行
ピアノ:川井敬子
合唱:大久保混声合唱団
制作:シン・ムジカ
■パナムジカ
https://www.panamusica.co.jp/ja/product/15108/
■タワーレコード
http://tower.jp/item/3280459/
■アマゾン
http://www.amazon.co.jp/dp/B00DQ9MY8I
11/20発売のレコード芸術(音楽之友社刊)に興味深い記事が載っていました。「欧米4カ国の音楽評論家による最新レポート/アメリカ」のセオドア・W・リビー・ジュニアさんの記事(広瀬珠子訳)で「形あるが故に・・・日本人と私の“もの”への愛」というタイトルです。
世界中の音楽業界がデジタル配信やストリーミングに移行している中、日本だけはCDが音楽業界の売上げの85%を占めているという事実は、とてもユニークで特筆すべきことのようです。セオドアさんは購入している音源の100%がCDとのことですが、私もほぼ同様です。頭が古い(新しい技術に移行できない)だけかもしれないけれど、ジャケットデザインに惹かれて商品を手にとり内容をイメージするワクワク感や、購入後自宅で開封しライナーノートを読み、プレーヤーで聴くという一連の流れはやめられない魅力があります。(その後の歓喜や落胆も含めて・・・)
近年は日本のレーベルが(たとえばタワーレコードのように)、国外レーベルのアーカイヴ音源を、リマスタリングとジャケットデザインにこだわり、次々とリリースしています。その充実した内容と質の高さ、パッケージのセンスには日本人の資質が最良のかたちで表れているように思います。また、ジャケットはLP時代のオリジナルデザインを継承していることが多く、私はCD世代ですが、このセオドアさんのようにLP時代に愛着を持っている方々にはより魅力的なのでしょう。
こんな想いや行為は、それ自体が音楽の本質を楽しんでいることと繋がるのか自信があるわけではないし、世の中の環境を照らし合わせてどうなのかは、広義、狭義共にわからないけれど、楽しんでいる自分を「自分らしい」と肯定的に思っています。
「美がもたらす歓びが物品に宿り得る、という概念がそこに具現化されています。日本の音楽愛好家のあいだでCD人気が根強い一因も、そのあたりにあると思われ自分には日本人的な部分がある、と私が思うのもそのためです」
レコード芸術12月号「欧米4カ国の音楽評論家による最新レポート/アメリカ」より抜粋
左はフランス「ハルモニア・ムンディ」、中央は日本「オクタヴィアレコード」、右は「タワーレコード(デッカ&ウェストミンスター音源)」(写真が悪くてごめんなさい)


シン・ムジカにもCD制作の依頼が多数寄せられますが、演奏者の皆様の一生の思い出をかたちにするという重みを常に心に留めつつ、ひとつずつ心を込めて制作にあたっていきたいと思います。