小川明子ファンクラブ『がーちゃんくらぶ』会報に拙文を掲載いただきました。
小川明子(アルト)ファンクラブ『がーちゃんくらぶ』会報に拙文を掲載いただきました。こういう機会をいただくと記録と記憶を整理できてありがたい限りです。


小川明子(アルト)ファンクラブ『がーちゃんくらぶ』会報に拙文を掲載いただきました。こういう機会をいただくと記録と記憶を整理できてありがたい限りです。


興味深く読ませていただきました。
心に留めておきたい内容の一部を紹介します。
◆ブラヴォー/ディーヴァ(アルファベータ 社)
オペラ歌手20人が語るその芸術と人生
ヘレナ・マテオプーロス著 岡田好惠訳
http://www.alphabeta-cj.co.jp/20/art_bravo.html
≪アルフレード・クラウス≫より
1983年に、フィレンツェで≪ランメルムーアのルチア≫エドガルドを、トリプルキャストで歌った時には仰天したとクラウスはいう。あとの二人は両方ともテッシチューラを半音下げて歌ったのに、そのことが批評欄にさえ取り上げられなかったのだ。「まるで違いが、まったくなかったような扱いでした!けれども、最終幕を半音下げて歌うのと、ドニゼッティが書いたとおりに歌うのは、まったく意味が違います。これがわからないということを、私は重大視します。要するに批評家も聴衆も同じく、歌唱とは何かということを学ぼうとしなくなりだしているのです。彼らは、今日自分たちが聴き慣れているのが、あるべき歌唱だと思っています。けれども、それは間違いです!歌唱芸術とは、こんなものではありません。これは歌い方、あるいは少なくとも、あるべき歌い方ではありません。けれどもいまや、聴衆も若い歌手たちもこれがわかりません。優秀な教師が払底して優秀な歌手がいなくなり(優秀な歌手が払底したため、優秀な教師もいなくなったわけですが)、歌唱芸術の真の伝統を継承する、生きた輪が壊れてしまったためなのです。」
聴衆を教育するのが、歌手の役目だとクラウスはいう。たとえ大衆レベルでの〈ポピュラー性〉が不足していたとしても、高度な演奏をするべきだ。歌手が常に自己向上を目指すことによって聴衆のレベルも上がり、ひいては皆がオペラと歌唱芸術を深く理解することになるはずだと、彼は信じている。「歌手にとって、様式の完璧さもラインの純粋さも考えず、自分の声をそのまま伝えるのは楽なことですし、聴衆もそういう公演を簡単に受け入れてくれるでしょう。もちろん、百パーセントの聴衆が、我々の試みを理解してくれるとは、けっして思いません。けれども芸術家は同時に教育者として大衆に流行の上を行くレベルを教える義務があるはずです。我々歌手は〈聴衆におもねる〉代わりに、聴衆の中にいる高レベルのひとたち、(それが5パーセントか、20パーセントか、1パーセントかはわかりませんが)を対象に歌うべきです。けっして社会的な〈スノップ〉という意味ではなく、質と秀逸さという意味で、私は〈エリート主義〉を深く信奉しています。歌手が、その努力を真に理解してくれるごく少数の聴衆に向かって歌い続ければ、今は秀逸と平凡の差もわからずにオペラを聞いている大多数のひとびとも、やがて必ず、レベルアップするはずです。今すぐとはいいませんが、いつかは必ず。こういう発言が万が一、反感を買ったとしても、私はかまいません。私の使命は芸術をあたえることです。聴衆が私のところへくるのであり、私のほうから歩み寄るのではありません。こうすることが、歌唱の未来へ何かを遺すための確実でやりがいのある方法なのですから」。
いやしくも歌唱芸術を理解し、その未来を憂慮する人は誰も、この厳格で献身的で決意に満ちた一紳士が呈する、高潔で重大な苦言に賛意を唱えずにはいられないだろう。
作曲家・なかにしあかねさんの楽譜販売をはじめました。お気軽にお問合せ、お申込みください。
■シン・ムジカ 電話050-3712-0393 / メールshinmusica@mbr.nifty.com
≪オンデマンド楽譜を購入ご希望の方へ≫ なかにしあかねHPより
http://www.soundinternationaljapan.com/news/2014/03/25/1786/
現在すでにオンデマンド販売に移行してしまっておりますなかにし作品、特に『二番目に言いたいこと』『木のように』『ひとつの花が咲くように』(カワイ出版)の3冊について、販売店によっては単品での注文ができないなどの状況が生じており、大変ご迷惑をおかけ致しております。
◆◆◆
ひとつの方法として、カワイのオンラインショップ でお買い求め頂く方法がございます。オンデマンドですので時間はかかりますが、1冊からご購入頂くことができます。
◆◆◆
また、作家側のせめてもの努力として、私共のCDを委託販売して頂いている (有)シンムジカ さんに、オンデマンド楽譜も販売を委託しております。できるだけなかにしの在庫として常時置いて頂くように致しておりますので、うまく在庫があれば、こちらにご連絡頂くのが一番早くご購入頂ける方法かと思います。
◆◆◆
ご迷惑をおかけして本当に申し訳ございません。欲しいと思って下さる方が、欲しい楽譜を入手できる、そのためのささやかな努力でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
なかにしあかね
★音楽事務所シン・ムジカのfacebookページ★
クラシックコンサート、CDなどの情報を発信中!
http://www.facebook.com/shinmusica
■2014/2/1作曲家の庭3(アルト小川明子/ピアノ山田啓明)
髙田三郎「くちなし」 アンコールより
中田章「早春賦」 アンコールより
※お客様と一緒に歌いました。
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今回のロビー設営はこんな感じ。2Fはクローズでしたので、もぎり前のスペースを広く取りました。

とても良い天気でした。富士山も見え、金子さんも嬉しそうに写真撮影していました。

ロビーで記念撮影。

『作曲家の庭3(alt小川明子×pf山田啓明)』より、「組歌“四季”」です。
1曲目「花」は有名ですが、全4曲を通して演奏される機会は少なくなりました。
■瀧廉太郎「組歌“四季”」1.花 2.納涼 3.月 4.雪
■アルト:小川明子 ピアノ:山田啓明
■2014年2月1日,静岡市清水文化会館マリナート・小ホール
■シン・ムジカ コンサート・シリーズ vol.2 作曲家の庭3
シリーズ「作曲家の庭」にピアニスト金子三勇士が登場します。
なぜ金子さんに出演していただくことになったのか、決め手はやはり生演奏に触れたこと。以下の2公演を聴きに行きました。
■金子三勇士ピアノリサイタル 2012.12.2 裾野市民文化センター
■B→C(ピアノ金子三勇士) 2013.4.23 東京オペラシティリサイタルホール
技術的なレベルはもちろん高いのですが、音色のやわらかさと響きの豊かさが格別で、どんな場面でも上品でアカデミック。しかし、音楽性は常にいきいきと生命力に満ちている、若々しい激性と落ち着きを伴った客観性をを兼ね備えた、類まれなるピアニストであると感じたのです。
特に感銘を受けたのは、バルトーク「ピアノ・ソナタ」と西村朗「白昼夢」。
前者は、打楽器的とも言えるリズムや民謡の節回しは時に雑然とした演奏になりがちですが、金子さんは高い技術と音楽性と共に、誠実な姿勢で作品に向き合い、その魅力を最大限に引き出し表現していました。後者は西村作品独特のエネルギーと緊張感に満ちた作品ですが、知的かつ冷静に、集中力を持続させ、その独特の世界観を見事に創り上げていました。それらの演奏に接し、ぜひ出演していただきたいと依頼したのです。
さらに、人柄も素晴らしく、お話も上手!お得意のリスト&バルトークを演奏していただく合間に、作曲家と楽曲についての紹介もお願いしています。2/16(日)14:00開演/静岡音楽館AOI 。お楽しみに!

■金子三勇士プロフィール
1989年、日本人の父とハンガリー人の母のもとに生まれる。
6歳で単身ハンガリーに渡りバルトーク音楽小学校にてチェ・ナジュ・タマーシュネー に師事。2001年、11歳で国立リスト音楽院大学ピアノ科に飛び級で入学、エックハルト・ガーボル、ケヴェハージ・ジュンジ、ワグナー・リタ に師事。2006年にピアノ科全課程修了とともに帰国、東京音楽大学付属高等学校に編入し、清水和音、迫昭嘉、三浦捷子に師事。2008年、バルトーク国際ピアノコンクール優勝の他、数々の国際コンクールで優勝。2011年第12回ホテルオークラ音楽賞を受賞。2012年第22回出光音楽賞を受賞、また優れた若手芸術家を支援するために設立されたアーカイム日露友好協会の奨学生となる。2013年、平成24年度上毛賞「第10回上毛芸術文化賞 音楽部門」を受賞。これまでに、小林研一郎指揮/読売日本交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、大阪センチュリー交響楽団(現日本センチュリー交響楽団)と共演。海外ではハンガリー、アメリカ、フランス、ドイツ、オーストリア、スイス、ギリシャ、ルーマニア、チェコ、ポーランド、中国、ロシアなどで演奏活動を行なう。現在東京音楽大学大学院に在籍中
引き続き、「作曲家の庭3」コンサート報告です。
コンサート終了後、出演のお二人と食事会に行きました。
場所は静岡駅から徒歩3分ほどの「十千花前静岡」です。
http://www.nasubi-ltd.co.jp/jissen/
お店名物のおでん(いわゆる静岡おでんではない)や地のお刺身などたくさんいただきました。
一番食べていたのは私ですが(苦笑)
許可を得てお二人のツーショットを掲載します。
ホテルへの帰路、小川さんから「依頼仕事だけやっているのでは本当の音楽家ではない」とのお話、我々音楽事業者も同様でマネジメントやスタッフ依頼の仕事ばかりでなく、しっかりと独自の主催事業をおこなっていくことの大切さを再認識しました。

ブログを始めて最初の投稿が「とんかつ」でしたが、2つ目の投稿は音楽事務所らしくコンサートの話題です。
東京文化会館小ホールで開催された「長尾洋史のベートーヴェン」に行きました。昨年3月、静岡でのコンサートでご一緒し、その知的で誠実な演奏に(もちろん高い技術と共に)魅了されて以来、いつか長尾さんのリサイタルを聴きたいと思っていました。
プログラムはオールべートーヴェン!
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ロンド ト長調Op.51-2
幻想曲 ト短調OP.77
15の変奏曲とフーガ 変ホ長調Op.35「エロイカ変奏曲」
~休憩~
ピアノソナタ第29番 変ロ長調Op.106「ハンマークラヴィーア」
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長尾さんにはゆるぎない音楽があり、確かな技術によって、それをまっすぐに聴衆へ語りかける。それは表面的・圧倒的に、ではなく、やさしく誠実に、しっかりと我々の心の奥に届いてくるのだ。ステージは新しい音楽が次々と生まれているような新鮮さで、品格も漂う。
いつか、弊社主催で長尾さんのリサイタルが実現できるようにと夢見ています。
