「水のいのち」は第1集CDに、「心の四季」は第2集CDに収録済みであったため、コンサート用にプログラムされたこの2曲の録音は10年以上公開されていませんでした。
混声合唱組曲「水のいのち」
指揮:辻裕久 ピアノ:辻志朗 合唱:大久保混声合唱団
2006年11月12日 石橋メモリアルホール
髙田三郎合唱作品全集「その心の響き」混声編Ⅲ
[イザヤの予言 春から冬へ(薄氷-夕立-みのり-囲炉裏) ひたすらな道 水のいのち]
企画・制作:シン・ムジカ(蓑島音楽事務所)
混声合唱組曲「心の四季」
指揮:辻裕久 ピアノ:辻志朗 合唱:大久保混声合唱団
2007年4月22日 石橋メモリアルホール
髙田三郎合唱作品全集「その心の響き」混声編Ⅳ
[春夏秋冬(ある朝の歌-キャンプ生活-秋を呼ぶ歌-炉辺のつどい) 内なる遠さ ヨハネによる福音 心の四季]
企画・制作:シン・ムジカ(蓑島音楽事務所)
髙田留奈子先生メッセージ 髙田三郎合唱作品集「その心の響き」混声編Ⅳ CDブックレットより抜粋
ご病気をおしての(辻)正行先生の最後の貴重な録音、父君のご遺志を継がれた、秀幸様、志朗様、裕久様のそれぞれの個性を生かしながらも作品を深く理解されての演奏。夫の混声合唱曲のすべてをこのように遺していただきましたことを、本当にありがたく存じます。大久保混声合唱団は本年(2007年)発足50周年を迎えられますが、第1回の「水のいのち」以来、夫の作品を歌い続けて下さいました。また常に中心的存在として、先生のご遺志を果たすために力強く支えて下さったみよね夫人、この大きな計画の達成のために惜しみない努力を続けられた蓑島晋様、その他ご関係の皆様にもう一度改めてお礼を申し上げますと共に、今後のご発展を心からお祈りしております。
(2007年7月 髙田留奈子)

弊社のカレンダーの写真を撮影されている寺沢孝毅さんの新刊≪BIRD ISLAND TEURI≫が完成しました。この状況下にあって、天売島の美しさ、そこにある命のぬくもりに、心から癒されます。
詳細はこちらから

髙田留奈子先生がお亡くなりになりました。ご自身のお誕生日である5月11日に、101歳でした。最後にお話したのは2月21日。口調も明確でお元気そうだったので安心していただけに、この現実を受け止めきれず、心にぽっかりと穴が空いたような気持ちです。
ふと気づくと、髙田三郎先生よりも長いお付き合いとなっていました。辻音楽事務所で髙田三郎作品演奏会に関わっていたときや、大久保混声合唱団でレコーディングや創立50周年記念演奏会、辻正行追悼演奏会など髙田作品をプログラムした際には、留奈子先生にたくさんのご助言やご協力をいただきました。特に髙田(三郎)先生が2000年に亡くなってからは、留奈子先生にお話を聞く機会が多くなりました。私のような立場の者にもやわらかく丁寧に接してくださり、そして、いつも私の考えを尊重してくださりながら、正しく導いていただきました。
1年の多くは熱海にお住まいで、熱海や沼津、三島の合唱団に所属しておられました。私が静岡に移ったことをとても喜んでくださり(そして、私の仕事が成り立つか心配もしてくださっていました)、2011年4月3日に開催された「おかあさんコーラス静岡県大会」にご出演の折には静岡駅でお食事をご一緒し、「主人が生きていたら再来年で100歳よ」「記念公演が増えるでしょうね」「まだ何も聞こえてこないわ」「2013年は辻(正行)先生の没後10年でもあります」「辻先生なら絶対何かやってくださっていたわね」「では静岡でやりましょうか」そんな会話から「髙田三郎生誕100年記念コンサートin静岡(2013年12月8日・静岡市清水文化会館マリナート)」が実現しました。
その後も、女声合唱曲のCD制作のお手伝いをさせていただいたり、私の企画する演奏会のプログラムに寄稿いただいたり、ときに、熱海にお招きいただいたりもして、公私共に気に留めてくださっていたのだと思い至ります。
今にして思えば、髙田三郎作品を介して、たくさんのご縁をいただいてきました。それにより得られた多くの出来事が私にとってどれほど実りのあるものであったか、髙田三郎先生、留奈子先生には、感謝してもしきれません。
ある方に留奈子先生の訃報をお伝えしたところ「お誕生日に亡くなられるとは、あの方らしい…見事なご生涯ですね、羨ましいです。」とのお返事がありました。本当にそう思います。
髙田三郎先生が亡くなって20回目のお誕生日に天にお帰りになられた。
留奈子先生、どうか安らかにおやすみください。



◆2011年4月3日・全日本おかあさんコーラス関東支部静岡県大会のあとで
2019年11月1日は、シン・ムジカの名付け親でもある、合唱指揮者・辻正行先生(1932.8.5-2003.11.1)16回目の命日です。
シン・ムジカは創設時から、先生にたくさんのご指導とご支援を賜りました。そして、亡くなってからも先生の遺された数多くの演奏や記録、先生に繋いでいただいた人脈に支えられています。
髙田三郎/混声合唱組曲『水のいのち』より 「雨」
2003年5月11日/石橋メモリアルホール
2019年11月1日限定公開です。
髙田三郎合唱作品全集「その心の響き」混声編1
指揮:辻正行/ピアノ:辻志朗/合唱:大久保混声合唱団
制作:シン・ムジカ
2018年も終わりが近づいています。この1年も弊社の活動に多大なご支援、ご協力を賜り、ありがとうございました。2019年も主催公演に、サポートに、自身の役割を果たすべく精一杯努めさせていただく所存です。
1月14日のヘンデルフェスティバルジャパン「ソロモン」に辻裕久が出演、1月20日は2回目となる「イギリス歌曲講座(講師:辻裕久)」を開催します。3月10日と5月6日はヴィクトリアンプロジェクト「英語歌唱研究セミナー」を、同発表会は8月2日(金)豊洲シビックセンターです。3月23日は首都圏初開催となる「第3回なかにしあかね歌曲講座(講師:なかにしあかね)」(過去2回は静岡市で開催)、3月29日は作曲家・指揮者・声楽家の福島康晴率いる古楽アンサンブルの静岡公演があります。4月13日の長尾洋史は2年ぶり、7月21日の中桐望は2年連続の登場です。6月24日、東京文化会館では、長くあたためてきた「中西覚作曲:春秋の詩~鳥にしあらねば」全曲上演を、理想とする演奏家によって実現することになり夢のようです。8月20日には3回目となる辻裕久門下生による発表会「真夏の夜の夢コンサートvol.3」を開催します。9月以降も様々なイベントを予定しております。来年もよろしくお願いいたします。
◆1月20日(日)渋谷区文化総合センター大和田
第2回イギリス歌曲講座(講師:辻裕久)
◆3月10日(日)&5月6日(月祝)OTTIMO(神奈川)
英語歌唱研究セミナー(講師:佐竹由美・辻裕久・なかにしあかね)
◆3月23日(土)渋谷区文化総合センター大和田
第3回なかにしあかね歌曲講座(講師:なかにしあかね)
◆3月29日(金)江﨑ホール(静岡)
甘い死の弓矢~La freccia della dolce morte[福島康晴(歌)・笠原雅仁(コルネット、バロックギター、テオルボ)・武澤秀平(ヴィオラ・ダ・ガンバ)・高柳義生(バロックギター、テオルボ)]
◆4月13日(土)江﨑ホール(静岡)
長尾洋史ピアノリサイタル
◆6月24日(月)東京文化会館
中西覚作品展~鳥にしあらねば(ten辻裕久・ten辻秀幸・fl甲斐雅之・vc藤村俊介・perc竹島悟史)
◆7月21日(日)江﨑ホール(静岡)
中桐望ピアノリサイタル
◆8月2日(金)豊洲シビックセンター
英国歌曲の系譜を辿る(sop佐竹由美・ten辻裕久・mez中巻寬子・pfなかにしあかね・pf海老原優里)
◆8月20日(火)ティアラこうとう
真夏の夜の夢コンサートvol.3(辻裕久門下会)







11月1日は、シン・ムジカの名付け親でもある、合唱指揮者・辻正行先生(1932.8.5-2003.11.1)15回目の命日です。
シン・ムジカは創設時から、先生にたくさんのご指導とご支援を賜りました。そして、亡くなってからも先生の遺された数多くの演奏や記録、先生に繋いでいただいた人脈にに支えられています。
原点に立ち戻る日、感謝をこめて。(み)
髙田三郎/混声合唱組曲『水のいのち』より 「雨」
2003年5月11日/石橋メモリアルホール
2018年11月3日までの限定公開です。
髙田三郎合唱作品全集「その心の響き」混声編1
指揮:辻正行/ピアノ:辻志朗/合唱:大久保混声合唱団
制作:シン・ムジカ
■CD情報・ご注文はこちら(タワーレコード)
常葉美術館で開催されている≪まど・みちおのうちゅう≫観覧のため、静岡県菊川市へ。

その作品群から、哲学的、数学的、物理的、音楽的・・・相反するかのようないくつかの要素が一体となってまど・みちおの身体にある、ある種の『知の巨人』とも言うべき印象を持った。その詩や絵画に接し、まどさんの経歴やご本人の言葉を得るにつれ、慕わしく共感度が増していく。それは、私がまどさんと近い人間性であるからではなく、私の持ちものがまどさんの内面にあるほんのごく一部と共通しているように(私が)感じたに過ぎない。ここで見た作品全体から得られる雄大な人物像に圧倒されたし、そのありのままの強さや大きさが多くの方々の共感を集め、愛されるのだろう。表情(写真)からは自身への厳しさと他者へのやさしさが垣間見えるよう。作品に対峙すると、前述したような様々な要素が私の中を交錯し制御不能、宇宙を彷徨っているような感覚になる。
今回展示されていた、いくつかの詩は合唱曲として過去に出会っていた。このような言葉を申し述べる立場にないことは承知しているが、まどさんの詩は平易でわかりやすく、しかし、隙がない。言うに及ばず完成度は高く、それ自体で完結しているので、これらに付曲するということは、とてつもない仕事なのだろうとこわくなった。ある角度から捉えると、作品と演奏家の関係と同様に、詩人と作曲家の関係もそれに近いのではないだろうか。日頃『うた』の近くにいる私にとって避けては通れない≪まど・みちおの世界≫だった。
菊川市は「深蒸し茶発祥の地」ということで、日本茶専門店「サングラム・カフェ」へ。私は浅蒸し茶をいただきました。深蒸しの本場なのに・・・。




その後、『菊川文化会館アエル』をぶらりと見学。コープマンのチラシも置いてありました。(ありがとうございます)


『応声教院』斉衡2年(855年)比叡山の名僧茲覚大師により、文徳天皇の勅願所とする天台宗天岳院として創建されたそう。朱塗りの山門は国の重要文化財。「お茶地蔵」があるなど、なかなかと独特な風情でした。




私にとって一生、心に残る、演奏会でした。ロビーのお写真が私たちを迎えてくださり、フィオレッティの皆様の歌声と共に、おだやかに先生を偲ぶ機会をいただきました。
すみだトリフォニー小ホール・ホワイエの壁面の上部にはイラストがあるのですね。


2018/04/02
宇野功芳先生が亡くなって早いもので2年が経とうとしています。宇野先生の三回忌に際し、最晩年まで演奏活動を共にしたアンサンブル・フィオレッティさんがコンサートを開催します。ピアノは村田智佳子さん。宇野先生に会いに、私たちも楽しみに伺います。◆当時の追悼文2016/07/30宇野功芳先生を想う宇野功芳先生が…
ずいぶん前になりますが、日帰り慰安旅行(?)に行ってまいりました。静岡県富士宮市です。昨年12月に開館した「富士山世界遺産センター」にも行きましたが言及は避けておいて、『志ほ川本店』で美味しいものをたくさんいただき、桜は遅かったけれど風情のある『下馬桜』、そして、『朝日滝』の厳かな空間でリフレッシュ。とても心地良い一日を過ごしました。
◆狩宿の下馬桜(右側)と富士山
「源頼朝」が1193年にこの富士の山麓で巻狩りを行った際に、陣屋に戻り下乗して門前にあった一本の桜の木に馬を繋いだとされる桜の木(樹齢1000年らしい)。菜の花もきれいでした。

◆志ほ川本店の『もりそば』『カツカレー』『桜海老のかきあげ』『やわらか烏賊納豆丼』




◆「いでぼく」の『まかないパンアイス』

◆朝日滝と石段


調律師の臼井淳さんが急逝された。前日まで通常通りお仕事をされていたとのこと、あまりのことに適切な言葉が見つからない。臼井さんとご一緒させていただいたのは2回だけでしたが、一切の無駄を排した的確な仕事ぶりは強く印象に残っている。未熟な私からの質問にも、常に要件のみをすばやくお返事くださった。調律中の舞台は独特の静謐な空間がつくられていて「これしかない」といわんばかりの仕上がりの音は、臼井さんの仕事なのだと実感させられるものであった。プログラムにお名前を掲載したいと申し出たとき「名前を載せるのはかまいませんが “調律 臼井淳…” のようにあっさりとお願いします。」とのお返事があり、これも臼井さんらしいなぁ・・・と懐かしく思い出した。写真は2016年3月の東京文化会館小ホール。記録用に何気なく撮影したもので本来であれば絶対に外部には出さないが、今回だけはご容赦いただきたい。(当日ご本人に記録撮影の了解はいただいています)ご冥福をお祈りいたします。

